仕上がりサイズ(トンボ)とヌリタシについて
トンボとは?
紙の外の真ん中と角にある変わった形のマークがトンボです。
印刷機は、一枚の紙に4色のインキを順番に刷っていきます。
その各色のインキがズレないように位置合わせするためにトンボはあります。
トンボの作成手順
1.ツールパレットの長方形ツールを選択します
新規で作成を始める時に、「ファイル」→「新規」→「新規ドキュメント」でカラーモード:CMYKに設定します。
2.長方形ツールで仕上げサイズを設定する
長方形ツールを選択した状態でイラストレーターの画面上をクリックすると数値入力ウィンドウが現れますので 仕上げサイズを入力します。
※ここでは仮にA4サイズのトンボを作成するとして、297mm×210mm と入力します。
3.「フィルタ」より「トリムマーク」を選択する
作成したオブジェクトを選択した状態で(3) 「 フィルタ 」 → 「 クリエイト 」 → 「 トリムマーク 」 を選ぶと トンボ ( トリムマーク ) が作成されます。
※ IllustratorCS4の場合は、 「 効果 」 → 「 トリムマーク 」 を選びます。
塗り足しとは?
印刷後の断裁の際、わずかなズレが生じます。絵柄が仕上がりサイズギリギリだったり、断裁位置近くに文字が配置されていると、紙の地の色が見えたり、文字が切れてしまう場合があります。それを防ぐために、仕上がりサイズの外側まで絵柄を伸ばした部分を塗り足しといいます。
塗り足しについて
塗り足しがない場合、断裁の際に少しでもズレてしまうと紙の色が出てしまいます。背景は必ず、上下左右3mm外側まで伸ばしてください。(データチェック対象外とさせていただきます)
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塗り足しがない場合
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塗り足しがある場合
文字切れについて
断裁の際に切れては困る文字やロゴ等は、断裁位置(仕上がりサイズ)より内側3mm以内に配置してください。
断裁位置(仕上がりサイズ)ギリギリにレイアウトされますと、断裁時に文字やデザインが切れてしまうことが あります。
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断裁位置(仕上がり線)ギリギリに文字を配置した場合
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断裁位置(仕上がり線)より内側3mm以内に文字を配置した場合